アウトドアブームで収納スペース確保が大変に！みんなの収納法調査

近年はアウトドアブームと言われています。2010年代前半からのキャンプ・アウトドアブームが冷めぬ中、コロナ禍で3密を避けながら屋外を楽しむニーズによりブームはさらに加速しました。ところでアウトドアには専門のグッズを使う機会が多いものですが、かさばりがちなアウトドアグッズは普段どのように収納されているのでしょうか。今回はアンケートをもとにアウトドアの趣味とアウトドア用品の収納事情について探ります。

アウトドアを趣味としている人は約9割

アンケートでは始めに、アウトドアを趣味としているかを尋ねました。

(今回は、キャンプを始め、登山やマリンスポーツ等、屋外・自然を楽しむ活動全般をアウトドアとしています。)

具体的にどんなアウトドアをしている？

「アウトドア」といっても実に多様な楽しみ方があります。具体的に、どのようなアウトドアを趣味として楽しんでいる人が多いのでしょうか。

バーベキューとキャンプが特に人気

第1位は「バーベキュー(29.0%)」第2位は「キャンプ(27.9%)」で、それぞれ約3割ずつを占めました。

バーベキューは庭先等での気軽な楽しみ方や、大きな公園等でのバーベキュー場を利用できたりと、身近で手軽に出来るところが人気です。自然の中で、自分で作った料理を食べる美味しさは格別ですね。

キャンプでは自然の中で非日常を楽しめて、ファミリー層を中心に人気が広がっています。忘れられない貴重な経験として良い思い出ができるだけでなく、コロナ禍での観光の旅行に行きづらい時のリフレッシュとしても選ばれてきました。

自然を楽しむスポーツが人気

第3位以降は自然の中で体を動かしてリフレッシュできるスポーツが人気です。中でも第3位の「登山・ハイキング・トレッキング(17.5%)」の趣味が人気で、共通の趣味をもつ人々の集まりで活動して仕事・学校とは違った仲間を見つける人や、各地のハイキングイベント等を巡って旅をする人も多いようです。続く第4位の「釣り(10.7%)」とも共通していますが、キャンプやバーベキューとともに楽しめることも人気の秘訣のようです。

アウトドアを趣味として何年？

「近年のアウトドアブーム」という表現を何度か使ってきましたが、実際のところ、アウトドアの趣味を始めてどのくらいの年数が経っている人が多いのでしょうか。

10年以上のベテランが一番多い

今回のアンケートで一番多かったのは「10年以上(25.9%)」アウトドアを続けている人で、ブームが始まる以前から長きに渡ってアウトドアを続けているベテランでした。アウトドアには長く続けられる楽しさがあることを示す結果ではないでしょうか。

いつの世も人々を惹きつけるアウトドア

異なった視点で見てみると、0〜2年未満が25.3%、2〜4年未満が24.2%、4〜10年未満が24.5%となります。

つまり、

• アウトドア初心者
• アウトドアに慣れてきた人
• アウトドアを長く続けている人
• アウトドア歴10年以上のベテラン

それぞれがほぼ4分の1ずつを占めている

という状態になっていました。

一時期のブームに限らず、アウトドアは絶えず人々を惹きつけ、始めてみたくなる魅力があるものだと言えそうです。

アウトドアを始めてグッズが増えた人は約7割

続いて、アウトドアの趣味を始めた結果、所持しているアウトドアグッズが増えたかどうかを尋ねました。

アンケートでは、67.3%の人がアウトドアグッズが増えたと答えています。

アウトドアの趣味は普段使うものとは異なる専用のグッズが必要なことが多いものです。そして、専用に作られたグッズは安全性・機能性が高く品質・耐久性の良さを実感することが多いといえます。そのため、安全で快適なアウトドアのためにもグッズを揃える・より良い製品を買い足す人が多い傾向にあります。

具体的に増えたグッズとは？

所持しているアウトドアグッズが増えた人が多いようですが、具体的にどのようなグッズを持っている人が多いのでしょうか。

マルチに使えるテントが第1位

アンケートの第1位は「テント(40.2%)」でした。キャンプで使うのはもちろん、バーベキューやアウトドアスポーツでの休憩場所・荷物置き場等に利用したり、様々な趣味に活用できるため所持者が多い傾向にありました。

サイズも、ソロキャンプや運動会での家族待機に使える小さめサイズのものから、家族全員でしっかり宿泊できるサイズのものまで様々で、用途に合わせて使い分けるため複数持っている人も多数見られました。

キャンプ・バーベキュー道具一式を揃える人が多い

テントに加えて、第2位以降はキャンプ及びバーベキューの用具が並びました。「調理器具・食器(38.5%)」「火起こし道具・コンロ(38.5%)」とテーブル・イス等の「アウトドア用家具(36.0%)」を一式揃えている人が多く、これらが上位を占めていました。

活動に適した服装で安全・快適に

キャンプ・バーベキュー以外では「専用ウェア(18.0%)」と「専用シューズ(15.0%)」が多く、登山・スキー・スノーボード・マリンスポーツ等、活動に適した服装を揃えているようです。活動の安全性を確保し快適さを得る上で、専用ウェアやシューズはなくてはならないものと言えるでしょう。

アウトドアグッズの収納に困っている人は半数以上

アウトドアの趣味にはグッズの必要性が高いことがわかりましたが、アウトドアグッズの収納はどのようにしているのでしょうか。

今回の調査では、アウトドアグッズの収納に困っていると答えた人が52.3%を占めました。限られたスペースの中で、生活に必要なものに加えてアウトドアグッズを収納することになるため、現実的に厳しい人が多いようです。

収納スペースがなく置き場所に困る人が多数

「置き場所に困っている(34.4%)」「収納スペースを占領している(33.6%)」「収納スペースが足りない(28.8%)」がそれぞれ約3割あり、多くの人に共通する悩みだと言えそうです。日常生活の荷物を入れるスペースだけでも確保が大変なのに、大ぶりなものも多いアウトドアグッズをそもそも入れるスペースがなかったり、なんとか入れられても場所をとって日常生活の荷物がほとんど入らない状況がよく起こっているようです。

大きさ・重さ・形のいびつさがネック

アウトドア用品は大きいもの、細長い棒状のもの、重いものが多く、収納に入らない・収納の上段に入れているが重くて危ない・形がいびつできれいに収納できずまとまらない・もっときれいなしまい方にしたい等、アウトドア用品だからこその収納の悩みが数多く上がりました。

安全面・衛生面に悪影響も

「置き場所がなくて玄関に置いたまま」「アウトドア用品がリビングに転がっている」「外で使うもので土もつくから外に置きたいけれどマンション暮らしで屋外に置けない」という悩みも頻繁に挙がりました。生活スペースにアウトドア用品が保管されていると、誤って踏んだりぶつかったり倒れたりすると非常に危険であり、衛生面でもあまり好ましくない状況となってしまいます。生活を豊かにするはずのアウトドアが原因で生活に支障をきたすことは避けたいものですね。

収納先としてトランクルームを利用している？

続いて、アウトドア用品の収納に関して悩みを持つ人に、問題の解消手段としてトランクルームを使っているかどうかを尋ねました。

調査結果を受けてのまとめ

今回はアンケート結果をもとにアウトドアの楽しみ方とアウトドアグッズの収納、トランクルームの活用についてお話しました。アウトドアグッズならではの大きさ・重さ・形のいびつさと屋外での利用が収納にも大きく影響することがお分かりいただけたのではないでしょうか。そして、荷物の特徴に合わせたトランクルームを利用することにより、アウトドアの荷物保管にストレスを感じなくなるだけでなく、日常生活の快適さにもつながっていきます。収納場所を気にして新しいグッズを我慢することもなくなり、趣味を深めることもできるかもしれません。せっかくなら収納も快適にして、アウトドアの趣味をもっと心から満喫してみませんか。

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