災害対策どうしてる?防災備蓄の実態アンケートとトランクルーム活用

2021.12.07

あなたの家では災害対策はしていますか。食料等を確保している方、気になるけれどできていない方もいらっしゃるでしょう。今回はそんな災害対策についてアンケートを行いました。震災・豪雨・コロナ禍等様々な災害が起こった昨今、実はかなり多くの家庭が防災備蓄を準備しています。それに伴い、備蓄置き場の確保の問題もあり、トランクルームを活用している人も見られました。参考になる情報がいっぱいのアンケートを探り、災害対策について改めて考えていきましょう。

防災備蓄を準備している人は8割超

始めに、防災のための備蓄を準備しているかどうかを調査しました。

アンケートでは、80.8%ものユーザーが防災のための備蓄をしていると答えました。想像しているより多いと感じた方も多いのではないでしょうか。これは、日本が震災や豪雨等の被害を数々経験していることに加え、近年のコロナ禍でさらに違った形の災害を経験し、マスクやトイレットペーパー・インスタントラーメン等、生活必需品が全く手に入らなくなる状況があったことも影響が大きいと言えそうです。

例えば自宅が避難の必要な状況にはならなくても、生活に必要なものが長期間にわたり手に入らず困ることがあり、防災備蓄はその解決策となり得るものなのです。

主にどんなものを準備している?

次に、防災のために何を備蓄しているのかについて調査しました。

2大定番「非常食・飲料水」は欠かせない

備蓄品のうち突出して多かったのが、第1位の「非常食(81.4%)」と第2位の「飲料水(75.2%)」でした。非常食では乾パンやクラッカー・インスタントラーメン・レトルトカレー等が多く、ローリングストック(非常食を普段から少しずつ食べて減った分を買い足し備蓄を新しく保つ)を意識している人も多く見られました。

飲料水はペットボトルの箱買いが多く、賞味期限が長く5年〜15年もつ保存水の備蓄も好まれています。また、備蓄の必要量と言われる「3日分の食料×人数分」以上を目安として「◯日分の水と食料を常に確保しておく」と決めて揃えている人も多く見られます。

「電気・熱関係」と「衛生関係」の備蓄が中心

3位以降を見てみると、生活や調理等に使う「電気・熱関係」(懐中電灯・電池・ガスボンベとコンロ・ラジオ・発電機・充電器等のバッテリー)と「衛生用品」(簡易トイレ・トイレットペーパー等の紙製品・着替え等の衣類・救急セット)の2ジャンルに大きく分かれました。

また、災害時に避難せず自宅にいる際にも使うものが多く、備蓄が多い人では避難所等で必要になるものにも目を向けている傾向にありました。

備蓄品を自宅内に収納している人がほとんど

備蓄品は「備えが増えるほど安心も増える」ものですが、備えるほど荷物は多くなります。そこで、備蓄品をどこに収納しているのかを尋ねてみました。

備蓄品を自宅(屋内)に置いている人は96.9%にも上りました。つまり、自宅内に備蓄品の保管場所を設けていることになります。自宅(屋外)やその他では、庭等にある物置・倉庫・車庫内に保管している人やトランクルームに保管している人が見られました。

防災備蓄をしていない人が挙げる理由は?

次に、防災備蓄をしていないと答えた人にその理由を聞いてみました。

「気になるが動けていない」が第1位

防災対策の大切さはわかっていても、日々の忙しさの中でどうしても後回しになっている」という意見が最も多く見られました。その背景として「何を備蓄するか分からない」「準備が面倒」「準備の時間がない」という、防災対策に不慣れで手間がかかる状況が大きく影響していることがわかりました。

「リソース不足」が防災対策を阻む要因に

「(自宅に)備蓄のスペースがない」「お金(の余裕)がない」「準備の時間がない」という3つの不足により必要な備蓄を準備できないケースが目立ちました。特に、自宅に備蓄置き場のスペースが取れないために防災備蓄をしたくてもできない人が多い点は、自宅内のスペース不足が安全面に影響を及ぼしているとも言えます。また、スペース確保の大変さは、実際に備蓄を準備している人にとっても共通する悩みと言えるでしょう。

防災の必要性を感じられない人も多い

防災対策をしたくてもできていない人が多い一方で、防災対策をしようと思わない人も多数いることがわかりました。その理由としては「必要性を感じられない」「自宅地域の災害リスクが低い」「危険意識が低い」「災害経験がなくイメージがわかない」等が挙がりました。

地震・台風・豪雨等の頻度が低い地域は確かにありますが、いざという時に身を守るためにも「災害はいつどこで起こるかわからない」視点から一度考えてみた上で備蓄の有無を判断していくことも良い方法かもしれません。

防災備蓄品をトランクルームに預ける人も

自宅のスペースを圧迫せず備蓄が取り出しやすい

備えるほど安心は増えるけれど、同時に自宅のスペースも圧迫しまいがちな防災備蓄品。そのスペースが確保できないために備蓄すること自体を諦めてしまうケースも多々ありました。そんな深刻な状況を打開する一つの方法として、トランクルームに防災備蓄品を預けている人も多く見られました

日常生活を送っている自宅のスペースを大きく削ることなく防災への備えができるだけでなく、トランクルームの定位置に置いておけば、いざというときすぐ備蓄品を取り出せることも大きなメリットで、日常生活より備蓄品の優先度が下がりがちな自宅内よりトランクルームのほうが取り出しやすいという意見もありました。

防災拠点を複数持つことでより強固な対策に

そしてもう一つ、忘れてはいけない非常に重要なメリットがあります。防災備蓄品をトランクルームに預けておくことにより「防災拠点を自宅・トランクルームの2つにすることで対策をより強固にできる」ことです。甚大な災害に遭った時、自宅自体が被災し、備蓄品があっても利用できない場合があります。そこで、トランクルームに備蓄品があれば利用することができるのです。

もちろん、逆にトランクルームが被災して一時的に荷物が取り出せない状態になることもありますから、防災備蓄品を自宅とトランクルームの両方に分散させておくことが重要になります。両方が被災してしまう場合ももちろん否定はできませんが、自宅1拠点のみの時より使える可能性は格段に上がりますし、トランクルームを探す時にも、立地等の防災の観点でトランクルーム選ぶとより良いと言えるでしょう。

トランクルームで防災対策をしている人の声

ここでは、実際にトランクルームを備蓄品保管に使っている人の声をご紹介します。

User’s Voice

“やはり何かあってからでは遅いですので、トランクルームの方が確実に安全で確実に安心して取り出せるため利用しました。(使ってみて)凄くいいと思います、万が一(自宅に)何かあったら(備蓄品を取り出す暇もなく)あっという間ですのでこうしたトランクはこれからもさらに重要度が増すように感じます。”
(40代・会社員)

“(災害備蓄品の保管場所としてトランクルームを利用しているのは)便利で使いやすいからです。スムーズに預けることができたので良かったです。”
(30代・会社員)

調査結果を受けてのまとめ

今回はアンケート結果をもとに家庭での災害対策の実態を探り、防災備蓄品置き場としてのトランクルームの活用についてもお話しました。地震・台風・豪雨やコロナ禍等の災害を経験した日本において、人々の防災意識の高まりと備蓄の実施率の高さを実感する結果となっており、備蓄をする上で保管場所のスペースが問題となることがわかりました。スペース不足は防災対策を制限し、結果的に安全面に悪影響を及ぼします。その解決策の一つとして、トランクルームは快適な生活を守りながら、必要と考える量の防災備蓄を可能にする手段なのです。

防災備蓄の運搬が大変と考えている方に最適な「お荷物運搬サービス」について、アンケートを交えて特集していますので是非ご覧ください。

アンケートで判明!幅広いユーザーのニーズに応えられるのは「荷物運搬サービス」

 

【調査概要】

調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2021年11月4日から11月8日までの5日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ

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