春から新生活!持っていかない荷物の保管はどうする?

2022.03.15

春は進学・就職等、新しい生活が始まる季節ですね。新生活開始に伴い一人暮らしを始める方も多いのではないでしょうか。新居を整えるのも大変ですが、離れる実家の部屋をどのようにしておくか、使わなくなるものはどうするかも大きな課題です。そこで今回はアンケートをもとに、一人暮らしを始める際の荷物整理・保管について掘り下げます。人になかなか聞けない情報が豊富なので、近々一人暮らしを計画している方は特に必見です!

新生活を機に一人暮らしを始めた?

アンケートでは始めに、新生活(具体的には進学・就職)をきっかけに一人暮らしを始めたかを尋ねました。

進学・就職を機に一人暮らしになった方は96.3%という結果になりました。ほとんどの方の一人暮らしのきっかけは進学・就職であると言えるようです。

例えば、実家とは異なる地方にある大学に進学したり、就職では、本社配属での上京や新入社員の地方配属等もあります。また、実家から通えなくはないが遠い、新生活に便利な立地で暮らしたいというケースもあれば、実家から独立して生計をたてるようになるケースもあります。

ここで注目したいのは、一人暮らしが一時的で実家に戻る人もいれば、今後独立してそのまま一人暮らしをし、その後結婚して新しい家族と暮らす人もいるということ、そして、かなり多くの割合で、今後実家に戻るか戻らないかわからない・進路や配属によって変わるという状態の人がいるという点です。

これは、実家を片付けて部屋をなくしてしまうと実家に戻る時に帰ってくる部屋がなくなるけれど、そもそも戻ることがないかもしれないという中途半端な状態であるということです。これは、自宅の荷物や収納について考える上で非常に重要なポイントです。

新生活にあたって家具・家電などは新調した?

一人暮らしを始める際には、新居に家具・家電等が必要になります。そこで、一人暮らしで使う家具・家電は新調したかどうか調査しました。

最も多かったのは「一部新調した(63.1%)」という回答でした。実家のもので一人暮らし用に活用できるものは持っていき、それ以外で必要なものを新調する方法です。

生活で使うものは実家にもある場合が多いですが、例えば炊飯器や掃除機等、実家に残るメンバーが引き続き使ったり、一人暮らしにサイズ感が合わないものは一人暮らし用のものを新調する傾向にあります。また、自分の部屋の机や椅子等、実家で自分専用で使っていたものは、引き続き使うために新居に運ぶ傾向もあります。これらの状況が重なって「一部新調した」人が多くなっているようです。

2番目に多かったのは一人暮らし用に「全て新調した(33.2%)」という回答で、約3割はまとめて新生活用に新調していました。逆に「全て実家のものという回答はわずか2.9%でした。

一人暮らしを始めるにあたって実家から持って行ったものは?

約7割が実家から何らかのものを新居に持って行くと答えましたが、具体的にはどのようなものを持って行ったのでしょうか。

食器・調理器具がトップ

最も多く意見が挙がったのは「食器・調理器具(65.7%)」でした。一人暮らしといえば、ある程度の自炊が伴うことが多いものですが、自炊で役に立つ食器や基本の調理器具を実家から持っていく場合が多い傾向にあります。

これには2つの理由があります。まず1つ目は、日々の料理に慣れていないと何が必要か分からず買い揃えにくいため、実家の家族が選んで持たせてくれる場合が多いことです。2つ目は、お皿・鍋やフライパン・包丁やまな板等、同じものを複数個スペアとして持っている家庭が多く、そのうちの1つを一人暮らし用に持たせる場合が多いことです。

良い調理器具を使うことで思わぬケガや火傷を避けられることもあるので、安価な新品より使い勝手を知っている実家の調理器具を持たせるのも親心、という側面もあるようです。

実家で自分専用に使っていたものを持っていく傾向

第2位以降は、実家の自室で自分専用として使っていたものを持っていく傾向が浮かび上がりました。具体的には、寝具(46.1%)・机・テーブル(37.0%)・棚(33.1%)・ベッド(24.8%)等がありました。

「枕が変わると寝られない」ともよく言いますが、使い慣れた寝具や家具だからこそ安心して快適に過ごすことができ、かつ、慣れた配置等で効率的に生活することができます。もちろん、何かとお金がかかる新生活の中で、どうしても高価になる寝具や家具を新調せず実家のものを利用することは経済面でも優しい選択だと言えるでしょう。

なお、その他の意見で多かったテレビやPC類も自室で使っていたものが多いようです。

実家の自分の部屋はそのまま?部屋を空けた?

続いて、実家の自分の部屋は新居引越し後そのままにしてあるか、部屋を空けたのかを尋ねました。

7割以上(73.8%)が実家の自室を引越し後にそのままにしていると答えました。また、約2割(21.8%)は部屋を空けたと答えています。

「そのまま」が多かった理由は、実家に頻繁に帰ったりする場合も多く、その時の居場所がいつも通りあって安心できるという面が大きいでしょう。実家に残る家族としても、一人暮らしをする家族が「いつでも帰って来られる場所」であり「家族の一員でい続けられる場所」という心理的側面は大きいと言えそうです。

ただ、もう一つの現実的な側面として、前述のように、実家にいずれ戻るか、もう戻ることがないかは未確定で今後次第であるという状況も大きく影響しています。

実家を出る家族の部屋を残しておくという選択肢が実家の生活に負担にならない場合は良いのですが、限られた生活スペースの中で戻ってくる目処が立たない家族の部屋を残し続けるのは厳しいという家ももちろん多いでしょう。それに、年下のきょうだいが成長したり、高齢の家族と同居を始めるために新たに部屋やスペースが必要になることも多々あります。そんな時、一人暮らしを始めた家族の残された部屋は大きな問題となり得るのです。

部屋を片付けて使わなくなったものはどうした?

次に、実家を片付けて「部屋を空けた」場合に注目します。部屋を片付けると新生活には使わない・新居の広さ的に持ち込めないものが多々でてくるものですが、それらのものをどう対処したのか尋ねました。

部屋を空けるために廃棄する場合が多い

一番多い回答は「廃棄した(61.9%)」という回答でした。今後使わないものは原則廃棄する場合が多いと言えます。

また、まだ使えるものは「フリマやリサイクルショップで売却(23.8%)」「人にあげた(22.6%)」等の手段で実家に残さない方法が選ばれています。

これらにはもちろん、部屋があれば残しておきたかったけれど、部屋を空けるために思い切って処分したという場合が多々含まれることも留意しておく必要があります。

部屋は空けても保管するものは残る

保管している(38.1%)」という回答も約4割に迫るほど多く見られました。

例えば卒業アルバム等、新居ではかさばるけれど残しておきたい思い出のものや、春だとすぐ使わないけれど今後使う冬服、引越し先には収納しづらい漫画のコレクション等、使わなくても処分はしたくないものは多々あります。そのため、自分の部屋は空けても、引き続き実家を荷物の保管場所にしていることは多いと言えます。

実家側の視点で言うと、部屋は空いても荷物が完全になくなるわけではないこと、収納スペースにそれらの荷物を長期保管するようになること、それらは家族の裁量では整理・処分できないことに留意しておく必要があるでしょう。

部屋を空けるために片付けるのにどのくらい時間がかかった?

続いて、一人暮らしに際し、実家の部屋を空けるための片付けにかかった時間を尋ねました。

一番多かったのは「数日(47.6%)」で、それに拮抗していたのが「1週間以上(44.0%)」でした。つまり、9割以上が数日以上はかかり、その多くが荷物の整理や取捨選択を伴うものでした。

自室を中心とした限られたスペースでも、そこに生活が詰まっているぶん多くの時間がかかり、新生活が始まる忙しい時期に片付けの作業時間を充てるのはかなり大変なことであると推測されます。

荷物の保管・整理に活用するためにトランクルーム利用を考えた?

これまで見てきた通り、一人暮らしを始めるにあたって実家の部屋を空ける場合もそのままにする場合も、引き続き何らかの荷物保管が発生する場合が多く、それは目処の立ちにくい長期保管になる傾向にあることがわかりました。

そんな時、トランクルームを活用して、実家に残された荷物の保管や、荷物整理時の一時置き場に活用したいと考えた方はどのくらいいるのでしょうか。

アンケートではトランクルーム利用を検討したのはわずか4.8%でした。やはり、これまで実家に収まっていたものだから家の外で保管するという発想がない、もしくは、ためらいがあることが表れている結果だと言えるでしょう。

トランクルームを実際に利用した?

続いて、トランクルームの利用を検討した方の中で実際に利用した人に注目してみましょう。

トランクルームを実際に利用した方は25%でした。何かと出費がかさむ時期であることもあり、検討後に断念した方もいるものの、以前から行ってきたアンケートの中では高い割合であり、最近は、実際にトランクルームを利用する方の割合が増えてきています。

トランクルームを使うメリット

今回、一人暮らしで実家に残される荷物について考えていく中で実際に見受けられた問題点やニーズと照らし合わせて、トランクルームを利用するメリットをまとめてみました。

・今後また実家に戻ってくる可能性があるから部屋をそのまま残すけれど、目処は立たず、スペースの圧迫は不便

もしくは

部屋を残しておくつもりだったがどうしても他の用途に使う必要が出てきた

 ↓

 実家に戻ってきた時必要なものをトランクルームに退避しておき、必要に応じて実家に戻す選択肢ができる

・新生活の準備が忙しすぎて実家の片付けが完了しないまま新居に行くことに

 ↓

 しばらくの期間トランクルームに荷物を一時退避させ時々帰ってきた際に荷物を少しずつ取り出して整理可能

 その間実家のスペースも広く使える

・部屋を空けたと思ったのに結局今後も保管しておくものが収納スペースを圧迫している

 ↓

 トランクルームに荷物を移すことで日常生活の中でのスペース圧迫が気にならず、邪魔にならない

このように、トランクルームを利用することで、一人暮らしを始める方が荷物を実家で保管したいというニーズに応えながらも、実家で引き続き生活する人の生活空間は圧迫されず、新たな用途にも使用可能になります

調査結果を受けてのまとめ

今回はアンケート結果をもとに、一人暮らしを始めるにあたっての実家に残す荷物の対処法とトランクルームの活用についてお話しました。

一人暮らしで実家を離れるといっても、部屋を残したり、持っていけない荷物を引き続き実家で保管することはほとんどの家で起こることです。

また「実家に帰ったら部屋がなくなっていた」という話もよく聞くパターンですが、実家に残る方々の生活は続き、スペースが必要になることも多々あります。

そんな時に荷物の保管場所を提供し、自宅のスペース活用の選択肢を広げてくれるのがトランクルームです。

一人暮らしする方も、送り出す実家側も、両方が新生活です。部屋を残す・空ける判断だけでなく、今後その部屋を使う可能性や、その時どうしたいかを家族で話し合っておくと、家族それぞれの願いが反映された判断ができるのではないでしょうか。

今回は実家側に残る荷物の保管にフォーカスしましたが、一人暮らしの予定が決まり次第トランクルームを借りておけば引越し作業にも活用できます。

【トランクルームに関するアンケート】引越しを便利で快適にするトランクルームの使い方とは

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トランクルームを利用し始めたユーザーはどんなきっかけでトランクルームを使い始めたのでしょうか。

トランクルームを利用し始めたきっかけとは?アンケートからユーザーの本音を探ろう!

【調査概要】

調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2022年2月14日から2月17日までの4日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ

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