自宅のリフォームや建て替え!一時的な引越しや荷物の預け先はどうする?

2022.08.07

自宅をより生活に便利になるようアップデートするリフォームや建て替え。新しい引越し先を探すのとは異なり、一時的に仮住まいに引越したり、もしくはリフォームしない場所に限定して「生活を移し」、完成したら新しい家に「生活を戻す」という過程が必要で、何かと不便さや困りごとが発生しがちです。そこで今回は、アンケートをもとに、自宅のリフォーム・建て替え時の悩みと対処法について掘り下げます。一時的に移動する荷物に関する保管アイデア等、役立つ情報をまとめましたので是非ご覧ください。

自宅のリフォームや建て替えは大変だった?

アンケートでは始めに、自宅のリフォームや建て替えは大変だと感じたかを尋ねました。

6割を超える方(64.9%)がリフォーム・建て替えを大変だと感じたことが分かりました。半数を大きく超えていますが、ひと口に大変と言ってもさまざまな状況や理由があるでしょう。

傾向として、どのような問題が起こりやすいか、どんなところに苦労しやすいのかを掘り下げていきましょう。

リフォーム・建て替えで大変だったこと

リフォーム・建て替えが大変だったと答えた方に、具体的にどんなことが大変だったのかを詳しく尋ねました。自由記述の回答を分析して行った結果、興味深い傾向が見られました。

定位置に置けなくなった荷物に関する問題

自宅やリフォーム・建て替えの際には、家全体もしくは部分的なリフォーム箇所に置いてあった家具・家電等の荷物を一時的に移動する必要が出てきます。「元の場所から移動する」という、言葉にするとシンプルなタスクですが、この過程で実際にはさまざまな問題が起こっていることがわかりました。

アンケートでの第1位は「荷物の移動が大変(36.0%)」でした。労力・手間がかかり、重くて大きいものもあり、さらに運んだ先で場所を取ってしまうという一連の流れに苦心した方が多く見られました。

第3位の「家財の保管が大変(18.6%)」については、一時的に引越しする場合は、仮住まいのスペースが限られている中で無理矢理保管しなければいけなかった・入り切らなかった場合等、自宅に暮らし続ける場合は、別の部屋に荷物を移動して置き続ける際に部屋が狭くなる・荷物が邪魔になるのを我慢した場合等がありました。家財を持ち続ける際に、やむを得ないとはいえスペースが大変だった経験をした方が多かったようです。

同様に第4位の「家財の置き場所確保が大変(17.4%)」は、動かす必要の出てきた荷物をどこに動かすべきか悩んだ方、動かしたものの実際置きづらかった方等がありました。ちょうど良い置き場所の確保はなかなか難しいのが現実のようです。

上位4項目中3項目が荷物を運んで置いておく際の悩みだったということは、リフォーム・建て替えにおいて荷物移動に関する悩みが一番大きいトピックだと言っても良さそうです。

一時的に暮らしが変わることに関する問題

一時的とはいえ生活の変化が起こることが大変という意見も多数集まりました。まずは第2位の「普段の生活ができない(20.9%)」ことが代表的です。

仮住まいへ引越し、普段の通勤や通学を続けなければならない場合があり、いつもより行きづらかったり、そもそも自宅近くでちょうど良い広さの物件がなかなか見つからなかった方が多く「仮住まいの確保が大変(7.0%・グラフ外)」という悩みもありました。もちろん「引越しが大変(8.1%)」という意見も多く、仮住まいへの引越し・自宅に戻る引越しの2回必要な場合がほとんどなため、引越し業者の確保や引越し費用の捻出が大変で、梱包・運搬・荷解きを何回もするのは重労働だったという声が多く集まりました。

自宅に暮らし続けるリフォームの場合は、浴室リフォームのため銭湯に通わなければならないが大変、キッチンのリフォームなので料理が出来ず外食の出費がつらかった、という直接的なものから、子供部屋を一時的に大人も一緒に過ごす部屋にしなければならず、同じ部屋に移動した荷物もあったのでぎゅうぎゅうづめで暮らしたという「いつもの広さが確保できない」種類のものまで実に多様な問題がありました。

リフォームや建て替えをするという時点では想像もしなかった不便なことが実際にやってみると出てくるのが現実なのかもしれません。もちろん、その後のより良い暮らしのため仕方ないとはいえ、実際その生活が続くとなかなかつらいものです。

リフォーム・建て替え作業のスケジュール・進捗に関する問題

リフォーム・建て替え自体がなかなかスムーズに進まなかったという悩みも残念ながら頻繁にある話のようです。

「時間がかかる(16.3%)」「スケジュールの遅延(9.3%)」については、「希望イメージを設計にするのが大変(8.1%)」なことからはじまり実際の作業に至るまで思いのほか時間がかかることが多く、ただでさえスケジュールが押しがちなのにさらに天候不順や新型コロナウイルスによる作業の遅れが重なったりして当初の予定より大幅に遅れたケースが頻発しました。その過程において「施工者とのコミュニケーションが大変(8.1%)」で手間が非常にかかり、意思疎通がうまくいかないことに悩んだ経験があった方も見られました。

これらの状況の中でも、スケジュールの遅れにより仮住まいの契約を延長したり引き払わなければならないケースは特に深刻で、自宅に暮らし続ける場合も不便な生活が長く続く要因になります。

また、予算より高くなりがちな見積もり金額・引越し費用等、ただでさえ「資金確保・出費が大変(11.6%)」なのに、スケジュールの遅れで出費が増えてしまったケースも多々ありました。

リフォーム・建て替えの遅れは不便な生活の延長に直結することは見逃せないポイントです。

リフォーム・建て替え時に一時引越しした?

先ほど大きな問題となっていたことの一つが「一時的な暮らしの変化」で、中でも「仮住まいへの一時的な引越し」は大がかりで大変なことが多いとわかりました。アンケート回答者のどれほどの割合が、この一時的な引越しを経験したのでしょうか。

一時的な引越しを経験したのは45.8%でした。ほぼ半数がリフォーム・建て替えに引越しを伴ったことになり、そのうちの多くが仮住まいへの引越し・自宅に戻る引越しの2回経験していることになります。

仮住まい確保・引越しの手間・それぞれの契約手配・仮住まいでの生活の不便さ等がやむを得ず起こってしまいます。この大変さの軽減についてのアイデアを後ほど考えていきましょう。

引越し先やリフォーム箇所が使えず手狭になってしまった

一時的な引越しの場合の多くは元々住んでいた家の全体が従来通り使えない時期があり、一時的にしのぐ場所となる仮住まいは元々の家ほど大きくない・生活スペースや収納スペース等が狭くなってしまう場合が多いでしょう。

また、部分的なリフォームで自宅に住み続けながらリフォームする場合にも、リフォーム対象の箇所や工事に必要な動線上は一時的に使えなくなり、もともとそこにあったものを他の部屋に移動しておく必要がありました。

つまり、リフォームや建て替えの際には、一時的とはいえ、かなり手狭な状態で過ごすことになる方が多いのではないでしょうか。アンケートで、この問題についてどう感じたか尋ねてみました。

73.3%もの方が引越し先の手狭さ・リフォーム部分が使えないことによる荷物移動も加味した手狭さが気になったと答えました。

やはり、一時的な暮らしではありますが、リフォームや建て替え時の生活は従来より手狭で不便になるものと考えておく方が良さそうです。

とはいえ、数ヶ月・中には年単位の作業が必要になる建て替えやリフォーム…この手狭さが気になる生活はなかなか大変です。なんとか少しでも軽減できないものでしょうか。

元の自宅やリフォーム箇所にあった家具や家電はどうした?

一時的な引っ越しや自宅に暮らしながらのリフォームにおいて、元の場所で使えなくなった家具や家電をどのようにしたのかを尋ねてみました。

一番多かったのは別の部屋に移動した(48.9%)でした。部分的なリフォーム中に自宅暮らしを続ける場合はもちろん、利便性のため仮住まいに一時的に暮らす場合にも、自宅の別の部屋に置いておくことができたケースもあるようです。

また、「不要なものは整理処分した(19.8%)」中には、しばらく保管できなくなるため、やむを得ず処分し新調した方も含まれました。

さらに「全て引越し先に持って行った(12.2%)」・「実家等に預けた(10.7%)」がそれぞれ1割程度見られました。

リフォーム・建て替え時の家具・家電の移動や置き場に悩む

リフォーム・建て替え時に元の場所に置けなくなる家電・家具についてさまざまな対処方法をとっていることがわかりましたが、これらの対応をするにあたって、どの程度の割合の方が荷物の移動や置き場所に悩んだのでしょうか。スムーズに決断・作業できたのでしょうか。

リフォーム・建て替え時の荷物移動や置き場所に悩んだと答えた方は62.6%で、半数を大きく超えました。最初の悩み事の質問では出さなかった方も、実際のところ悩んでいたことがわかる結果となりました。どうしても起こるやむを得ない悩みとして割り切っていた方も多いのかもしれません。

多くのリフォーム・建て替えのケースで問題となる荷物の移動と保管ですが、トランクルームを活用することで置き場所ができ、負担が軽減できる場合があります。この方法について、回答者の経験や意見を探っていきましょう。

リフォーム・建て替え時に家具・家電をトランクルームに預けた?

リフォームや建て替えで元々の場所に置けなくなった家具・家電について、トランクルームを利用して保管した方はどれほどの割合に上ったのでしょうか。

リフォーム・建て替え時の荷物の一時保管場所としてトランクルームを利用した方は9.9%でした。

多い数字とは言えませんが、10人に1人はトランクルームを活用したことが分かりました。

ここからは、トランクルームを利用した方・しなかった方それぞれの意見を分析し、メリットや懸念について考えていきます。

トランクルームに預けた方の感想

リフォーム・建て替えで元の場所に置けなくなった家具・家電等の保管場所としてトランクルームを活用した方に、使ってみた感想を尋ねました。

 

User’s Voice

“建て替え期間が4ヶ月ほどで済んだので料金もそれほど掛からず、荷物の置き場所が確保できてとても有難く感じました。”
(50代・会社員)

“思ったより低価格なのにしっかりと温度調整されていて服などを預けても安心でした。車をべたづけできて搬入搬出がしやすく助かった。”
(40代・会社員)

“トランクルーム内の湿気や気温などで中に保管したものが大丈夫なのか心配でしたが、実際に使ったところ換気もされており支障なかったので、使ってよかった。”
(40代・会社員)

“夏の暑い時期のリフォームでしたが、空調が効いたトランクルームのため、搬送等の疲労は軽減出来ました。”
(40代・自営業)

“すごく便利で、引っ越した後も使い続けたいと思いました。”
(40代・主婦)

 

上記のように、荷物の置き場所ができて便利に使えたという感想に加えて、思ったより保管環境が良かった(空調・換気等)思ったより利用料金が安くて済んだという意見が多く集まりました。

実際に知って使ってみることで元々のイメージより良くニーズを満たしていたケースが多かったようです。

また、トランクルームを利用することで、リフォーム・建て替えの生活の変化における選択肢がぐんと増え、トランクルームを使わない場合には考えられなかった方法も可能になります。

具体的には、

 

  • トランクルームに荷物を預けて、仮住まいへの引っ越しはせず、ホテルやウィークリーマンション等で生活する

→2回の引越しがなくなり、長期旅行のような暮らし方になる

仮住まい探しや契約が不要になり、スケジュールの延期にも延泊や宿泊先移動のみで対応できる

スペースが手狭に感じず生活できるだけでなく、トータルでコストダウンできる場合も

 

  • リフォーム部分の荷物をトランクルームに預ける

→別の部屋に荷物移動する必要がなくなったり運び込む量が減り、通常通りに近い広さ・生活をキープできる

つまり、一時的な生活の変化を限定的にしたり、不便さ・手間を軽減できるだけでなく、自由度をプラスしたりコストダウンにつながる場合もあるのです。

トランクルームを利用しなかった人の理由

トランクルームをリフォーム・建て替え時に活用した方にはさまざまなメリットがあることが分かりましたが、逆にトランクルームを利用しなかった方がどうして利用しないと判断したのか、その理由を尋ねました。

利用しなくても事足りたケース…手狭にならなかったのか?

第1位の「別の部屋に置けた(53.4%)」第2位の「荷物の置き場所があったから(28.0%)」第9位の「段取りをやりくりできた(1.7%)」等、トランクルームを利用しなくても事足りた場合が多く見られました。

ただ、実家に置けた、自宅倉庫があった、リフォーム・建て替え業者が保管場所を用意してくれた等の場合は良いのですが、そのような好条件にある場合は限られています。

実際には自宅の別の部屋等になんとか詰め込んで、手狭になりながらも生活したというケースが多いでしょう。もしかすると、荷物をトランクルームに預けることで、もっと手軽に、思ったより安価かつ良い保管環境で置いておくことができ、部屋も手狭にならずに済んだかもしれません

選択肢として考えなかったケース…その理由は?

トランクルームを選択肢として考えなかったケースも頻繁に見られました。

第4位の「発想がなかった(13.6%)」は注目しておきたいポイントで、知っていたら使いたかったと答えた方も多数いらっしゃいました。

また、第6位の「家の近くになかった(8.5%)」ことで具体的に利用を考えなかったケースもあったようです。

トランクルーム利用しづらかったケース…何が問題だった?

トランクルームを利用しづらかったケースも多々ありました。

特に第3位の「荷物の運搬が大変で諦めた(15.3%)」という方が多く見られましたが、この問題は、お荷物運搬サービスの活用により解決できます。自宅にいながらにして、自宅とトランクルーム間の荷物運搬とトランクルームでの搬入・取り出し作業を依頼することが可能です。しかも、年中無休で24時間いつでも依頼でき、最短3日後には作業実施可能なので、欲しい時すぐに使うことが可能です。

つまり、一時的な引越しをせずともトランクルームとお荷物運搬サービスを活用することでプロの手による荷物の運搬・搬入と搬出・工事の終わった自宅への荷物のお届けまでが可能になるのです。

もちろん、家の近くにトランクルームがなくてもこのサービスはご利用可能です。選択肢が大きく広がりますね。

また、「お金がかかる(12.7%)」「保管環境に不安があった(1.7%)」等の要因で「トランクルーム利用に抵抗があった(1.7%)」という方については、トランクルーム利用経験者の意見にあったように実際にサービスを知ると不安が解消する場合は多くあるものです。

料金や保管環境のことをはじめ、不安なことがある場合はお店でご相談いただければ問題が解消したり不安が軽減されるはずです。具体的には、キャンペーンや荷物量に応じた部屋の選定により費用をぐんと抑えたり、保管環境の仕様や現地の様子をインターネット及び現地内覧にてご確認いただくことが可能です。

調査結果を受けてのまとめ

今回はアンケート結果をもとに、自宅のリフォーム・建て替え時のさまざまな問題について掘り下げ、中でも、元々の場所に置けなくなる荷物の対処方法に注目し、トランクルームの活用についてもお話しました。

やはり大きな問題は、元々の場所に置けなくなった荷物の移動と保管でした。そこで、トランクルームの利用により荷物の一時保管の利便性と自由度の向上が期待でき、引越しの手間を減らしたり、自宅で暮らし続けながらリフォームする際に手狭にならず今までの生活に近づけられるメリットがありました。

このコラムをご覧のあなたも、もし今後リフォーム・建て替えをすることがあれば、生活の変化や不便さを軽減し、対処の選択肢を増やすトランクルームの利用を是非検討されてみてはいかがでしょうか。

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【調査概要】

調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:130サンプル
回答期間:2022年7月15日から7月19日までの5日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ

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