衣類の収納スペースとしてのトランクルームの選び方や収納法のコツ

27歳 女性
2019.04.15

衣類は季節ごとに衣替えをする必要があるため、半年ほどは着ない洋服が相当数あるものです。また、着用回数は少なくても、行事のときに着る衣類の場合、きちんと保管しておかなければなりません。普段あまり使わない衣類は、自宅の収納スペースの中で意外とかさばりがちです。衣類が収納スペースの中で多くの場所を取ってしまうと、他のものが入れられなくなる可能性もあります。衣類の収納で困っている人は、トランクルームに預けることを検討してみると良いでしょう。この記事では、衣類を保管するのに適したトランクルームの選び方や、衣類を上手に収納するコツを紹介します。

1) トランクルームで衣類を保管するメリット

衣類と一口に言っても種類や素材、着る頻度などはさまざまです。季節が変わると衣替えをするため、季節外れのものは次のシーズンが来るまで着ることはありません。
特に、冬物はかさばるため、クローゼットなどの収納スペースで場所を取ってしまい、他のものが入れられなくなることがあります。
家族の人数が多ければ、収納スペースもより多く必要です。衣類の中には、着る機会がそれほど多くないものもあります。冠婚葬祭などで着用するフォーマルウェアやパーティー用のドレスなどです。

衣類は普段着る実用的なものだけでなく、趣味で集めたり思い出の品だったりするものも少なくありません。たとえば、アニメのなりきり衣装や結婚式で着たウェディングドレスなどです。このような衣装は、素材も繊細なものが多く、保管をするのにも気をつかわなければなりません。

これらの衣類をすべて、自宅のクローゼットや押し入れなどにしまっておくのは至難の業です。そのため、季節が違う洋服や着る機会が少ない洋服、保管するのに場所を取る着物や普段は着ない思い出の衣装などは、トランクルームに保管すると良いでしょう。これらの衣類をトランクルームに保管することによって、家の中の収納スペースに余裕ができます。クローゼットの中に衣類を隙間なく詰め込んでいると、空気の流れが悪くなり害虫などが発生する可能性がないとはいえません。トランクルームに衣類を保管すれば、手元にある衣類も少なくなるため、衣類の管理がしやすくなります。

2)衣類を保管するトランクルームの選び方

トランクルームを選ぶ際には、自宅からの距離を考えて選ぶ人も少なくないでしょう。しかし、トランクルームを選ぶ際に、自宅からの距離は必ずしも重視すべき項目であるとはいえない場合があります。トランクルームにアクセスする方法や預ける衣類の種類、出し入れを行う頻度によって、自宅からの距離を重視すべきかどうかが異なるためです。トランクルームまで徒歩または自転車などで出かけたい人、頻繁に出し入れをしたい人などは、自宅からの距離が近いことを重視すると良いでしょう。逆に、出し入れをする回数があまり多くなく、トランクルームまで車で行く場合は、それほど自宅からの距離を考慮する必要はありません。車で出向く場合は、街中の便利な場所にあるトランクルームよりも郊外で駐車場を完備しているところのほうが便利なこともあります。車を利用する場合は、自宅からの距離よりも、駐車場が用意されていることを重視したほうが良いでしょう。

また、トランクルームの利用料金は、賃貸物件などと同じく立地条件によって異なります。少しでも利用料金を安くしたいのであれば、街中よりも郊外に立地しているトランクルームを選ぶほうが良いでしょう。この他に、セキュリティがしっかりしたトランクルーム業者を選ぶと安心して利用できます。警備会社と提携していたり防犯カメラを設置していたりするなど、セキュリティ体制が整っているかも確認しましょう。さらに、トランクルームを第2のクローゼットとして頻繁に利用したい場合は、24時間利用できるところを選ぶと良いです。24時間利用できるところであれば、仕事帰りや休日、夜間などでも関係なく都合に合わせて出向くことができます。

3)トランクルームに衣類を保管する際に注意したいこと

トランクルームに衣類を保管する前には、衣類をクリーニングに出しておきましょう。普段着であれば、家庭用の洗濯機できれいに洗っておくことがポイントです。着用した衣類をそのまま保管していると、皮脂や汗、髪の毛などがダニやカビの栄養源となってしまい、虫食いの原因になることがあります。

衣類を長期保管していると、折りシワがついてしまい、着ようと思ったときにシワが取れないということになりかねません。変な場所にシワがついてしまうと、クリーニングに出しても取れないことがあります。そのため、保管する際はシワにならないようにたたむことがポイントです。クリーニングから戻ってきた衣類は、ダニの好物であるホコリを寄せ付けないように、ホコリよけのカバーをかけておきましょう。着物の場合は、たとう紙に包んでおくことがポイントとなります。

トランクルームに衣類を保管する場合は、透明の衣装ケースを利用すると保管しやすいです。衣類は四角くたたんで、同じ大きさにすると収まりが良くなります。収納する際は、同じ向きで収納するよりも交互に向きを変えると取り出しやすく、他の衣類が崩れにくいです。衣類を保管する際には、除湿と防虫にも気を配りましょう。衣装ケースの中は密閉空間になるため、除湿剤と防虫剤を一緒に入れておくことで効果を発揮し、ダニやカビなどを防ぐことができます。市販のものもありますが、ナチュラルなものを好むなら、重曹とアロマで除湿剤を手作りすることも可能です。ただし、防虫剤は複数のものを同時に入れないようにしましょう。場合によっては化学反応を起こして衣装ケースを溶かしてしまったり、衣類にシミができたりする原因になることがあります。

セーターなどはかさばるため、衣類圧縮袋に入れて保管すると、収納スペースの中での体積を減らすことが可能です。衣装ケースは直接床に置かず、下にスノコを敷きましょう。スノコを敷くことで空気の流れができ、湿気を逃がすことができます。ダニやカビ対策が施された抗菌タイプのスノコを選ぶと、より安心できるでしょう。

スーツやコートなどはたたんでしまうことができないため、トランクルームに突っ張り棒を取り付けて、ハンガーにかけて収納すると良いです。0.5畳のトランクルームなら、突っ張り棒を直接設置することができます。なるべく上のほうに設置することで、デッドスペースを有効活用することが可能です。衣替えを行うときは、晴れた日を選びましょう。雨の日や湿度の高い日に行うと、カビやダニの原因になりかねないためです。

まとめ) 衣類の収納スペースに困っているならトランクルームを利用しよう

自宅の収納スペースは限られているため、普段着からイベントのときに着る衣類まで、さまざまな種類のものを収めておくことは難しい場合があります。衣替えをした衣類は次のシーズンが来るまでは着ませんが、自宅に保管しておくだけで場所を取るため、他のものが入れられない場合もあるでしょう。自宅の収納スペースが少なく、衣類を収納しきれないことに困っている人は、トランクルームを利用してみてはいかがでしょうか。トランクルームを利用することで自宅の収納スペースに余裕を持って衣類を収納できるため、管理がしやすくなります。

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